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9月のひとりごと「まもなく日が暮れます。ライトの確認をしてください。」

昨日の夕方、車で帰宅している途中、ひさしぶりにナビが「まもなく日が暮れます。ライトの確認をしてください。」と言うのをききました。

私はこのアナウンスが大好きで、きくと必ず空を見上げてしまうのだけど、
日の長い夏の間はすっかりご無沙汰していたので、ひさしぶりの再会。

たまたま良いタイミングでSpotifyがくるりの「奇跡」を流してくれたから、
夕暮れ時の車できくこの曲が大好きな私は、幸せな気分に包まれて揺られていました。
Spotifyはほんとに賢い!

この曲の長い長いアウトロをきいているとよく思うことで、
たぶん私は音楽が好きというよりも、音が鳴ることで空気が震えて、その結果否応なしに身体器官も振動して、自分の外側の空気も身体の中身も一緒に震えながら、そこに音楽が起きるということが好きなのだと思います。

音楽の中でみんなで一緒に震えているという喜び。

でも、やはりそこには何かしら偉大で美しい秩序が存在していることも確かなのです。

0なのか、−1なのか

音楽はぼんやりしているときの方がよく響くというか、頭が思考でパンパンなときにはただ滑って通り過ぎていくものだけど、
昨日はひさしぶりにジムに行ったものだから、私の頭はいつもに増して空っぽだったのです。(good!!)

ジムには5月の終わりから通い始めて、7月中旬ぐらいまでは真面目に続けていたのだけれど、あまりに夏が暑いので、身体を動かす気力なんてすっかり蒸発してしまった…。

だんだん暑さもやわらいできて、そろそろ再開しようかなと思いつつも、一生懸命行けない言い訳を探して、全力で先延ばしにしていたここ最近。

昨日はスケジュールの変更でぽっこり空き時間ができたので、特段急ぎの用事もなくて言い訳も見つけられず、仕方なくジムに行ったのでした。

前々から気になっていたことで、今回も気になったことがあって、それは成果の認識のしかたみたいな話。

たとえば、
今日ジムに行けたことを+1としたとき、
昨日ジムに行けなかったことは、ただの0のはず。
なのに、「行かなきゃと思っていたのに行けなかった」という思いは、なんとなく−1のような気がしてしまう。
それがつもりつもって−20ぐらいな気持ちになると、「もう取り返せない…!」と投げ出したくなってしまう。

そういうことは私だけじゃないはず。よく聞く話な気がします。

でも、いったい何を基準にした−1なのか?

たぶん、目標とか計画とかそういう類のものだと思うけれど。

目標とか計画とかって、まだ起きていない未来にそういう基準を仮定することで、gapを埋めたがる脳の仕組みを上手く使いながら効率よく物事を進めていくための技術のひとつだと思います。

そう技術、人工的な工夫です。

もちろん、人類の知恵でもあるから活用すべしなんだけど、
全然、当たり前でも絶対でもないものなので、使うときにはちゃんとそういうものだと気づいたうえで選択しなきゃいけないんじゃないかと思います。

こういったものって、あまりに我々の習慣に組み込まれていて、自動的に発動してしまう思考のパターンだからこそ、時々立ち止まって「あれ?本当にそうなんだっけ?」と思い直さないと、知らないうちに技術に支配されてしまう。

たぶん、過去の実在しない−20をなんとかして、全てを完璧に繕おうとすることではなく、
+1を愚直に積み上げていくことの方が大事なはず。

何度でも始め直すこと

それから、最近、ようやくわかってきた「長期的なゴールを達成するためのコツ」というのがありまして。

それは、クライアントさんの話から学んだことなのだけど、
何か新しいことに取り組む時、よく「モチベーションを維持するには?」とか「タイムマネジメントどうする?」とか考えるのですが(それはそれで大事)、
それよりも何よりも大切なことは
「何度でも、今この瞬間から始め直すと決意すること」なのです。

だって誰だって完璧な存在ではないのだから、何かしら事情があってどうしてもできない時も、なんとなく気分が乗らない時も、ついつい誘惑に負けてしまう時も絶対にある。

だからこそ、そんな時にはまた新たに「よし、始め直そう」と決めること。

それを何度繰り返しても、できるまで始め直すのだという決意をすること。

それが最大のコツなのです。

ここには、不完全な自分を許容する姿勢があり、
謎の完璧主義から導かれた−20をご破産にする効果がある。

変な過去への執着も、未来への恐れもない、常に新しく潔い生き方がある。

私もこうありたいものだと思いました。

なので、とりあえずジム(というか体づくり)は、またやらなくなることがあったとしても、何度でも始め直そうと思います!

あと、8月はブログ書かなかったなーと微妙に引っかかっていたのだけれど、それも手放し、不完全なまま潔く生きようと思います。笑

やっぱり秋かもしれない。秋なんだろうなー。

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7月のひとりごと「ラジオ体操とからだ」

ブログのこと

私にとってブログはちょっと中途半端な存在で、
やらなきゃいけないわけでも、やらなくても特に困るわけでもなく、しかしながら「あー、やってないなー」という気持ちにはさせてくれるという、なかなか付き合い方の難しい相手なのです。

どうしても伝えたいメッセージがあるとか、ぜひともシェアすべき有益な情報があるとか、インターネットでゴリゴリ集客したいとかではないので、モチベーションの在り処が難しい。
面倒くさくなって「もう閉じちゃおうかな」と思うこともあるのだけど、それもちょっと違うかな、と。

特に宣伝もしていないホームページなので、
訪れる方は、私のことを知っていたりどこかで知ってくれたりして、「最近どうしてるのかな?」とか「この人どんな人なんだろう?」と気にしてくださっている方のはず。
であれば、ツンと事務的に対応するのではなく、「せっかく寄ってくれたんだから、ちょっとおしゃべりしていきなよー」ぐらいの心構えは持ちたい。
世の中的には雑談の必要性も叫ばれておりますしね。

とはいえ、雑談じゃなくてひとりごとだし、雑談ばかりしてもいられないから月イチぐらいでいいかなというのが、ブログについて最近思うことです。

ラジオ体操とからだ

さて、7月に入り、夏休みがぐっと近づいてきました。
私の、じゃなくて、子どもたちの、ですけど。

先日も、小学校の地区委員(?)のお母さんから、
「ラジオ体操、今年の実施はなしでよろしいでしょうか…?」とのご連絡。
何を隠そう、うちの息子(小3)は今まで一度もラジオ体操に参加したことがないので、「なしでよいのではないかと思います」と即答したのですが…。

地区的に子どもの数が少なくなっていて、両親ともに働いている家庭も増えていて、昔のようには実施することが難しい時代だと思います。
我が家の場合も、息子が月曜から金曜までを過ごす場所が学校から学童に変わるだけで、夏休みだからといって生活リズムに大きな変化はありません。
なんなら、息子の学童は朝も要送迎なので、夏休みの朝の方が私はちょっと忙しい。
旅行などの家族イベントは考えているけれど、あの毎日が溶けていくような夏休みの時間は、はるか昔の物語なのかもしれません。

とはいえ、これまで続いていたことをやめることって、悩ましいというか、罪悪感を感じるというか、そういう面がある気がします。

その感覚には色々なことが影響しているだろうけれど、
そのひとつには、それが今の自分を構成している一部だということがあると思います。
例えば、私は今でもデスクワークの合間に軽く体を動かしたい時にはラジオ体操をしているし(Spotifyのひろみちお兄さん版を愛用)、
早起きした朝の涼しい道を走って会場に通ったこととか、カードにスタンプを押してもらう嬉しさとか、ラジオ体操にまつわる夏休みの美しい思い出もたくさんある。
それは、私にとってはわりと「いいもの」な気がします。

一方で、改めて朝のラジオ体操の制度的な側面を考えてみると、
毎朝同じ時間に、ラジオというマスメディアの力で、体操という同じ身振りを全国津々浦々の身体に刻んでいくわけです。
そういった画一的な身体の規範みたいなものを我が子に刷り込んでいくことは、果たしてどうなんだろうか。
大げさなようだけれど、身体ってそういう場所だと思います。
色々な方と話していて時おり感じる、自分の身体が社会的規範を逸脱したときの申し訳なさとか、情けなさとか、恥の感情とかって、結構そういうものから作られているんじゃないかな。

まあ、なんやかんや言ってますが、結局「親の負担、勘弁してください!」が一番の本音だったりはしますけどね。

でも、これからの世界に何を残して受け継いでいくのかは、「自分もそうだったから」みたいなレベルじゃなくて、もっと深く考えていきたいことだと思っています。

さて、これからますます暑くなってまいります。
どうぞ皆さま、くれぐれもご自愛くださいませ。

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